真庭市上水田、英賀公園から県道440を跨いで東側の丘陵に分布
全9基中3基ほどが旧赤茂古墳群から統合されたようで結構広範囲なれど
石室が開いてるのは僅かのようである
愛宕山5号墳(赤茂2号墳)...茶畑のすぐ上、杉林の中に12m*3.5m墳丘

封土は流失、天井石は完全露出
↑クリック 後方斜めから...右端下側が奥壁
正面羨道側~ 南向きで無駄に分厚い巨石
↑クリック 縦画像...こんな高所でも角礫岩 天井石は5枚
内部~ 空間はいちおう残ってます d=4.5m w=1m h=0.5m(現状)

愛宕山3号墳(赤茂6号墳)...尾根上ピークよりやや北寄りに良好な16m*3m墳丘

開口してるのは墳頂、玄室中央付近の天井
↑クリック 本来の羨門辺り...おそらく後世、一度も開けられてない<西向き
玄室~ 胴張りを通り越して楕円状でまぁるい。 d=3.5m w=2m(中央最大値) h=1.8m(現状)
↑クリック 縦画像...with 天井。極度の持ち送りにて天井幅は1m
側壁~ 概ね30cmほどの石材
↑クリック 逆サイド奥壁~ 側壁との確たる境界はないのですが(^^;
↑クリック 縦画像...with 天井付近も丸
敢えて床
↑クリック 赤い角礫岩玄門は必然的に両袖……というか、ただ中央にあるだけというか、、、羨道幅は1m 長さはおそらく3m以上
↑クリック 縦画像...まぐさ石の上にもかなり積んでる
奥から~ 左側は苦心の跡(^^;
↑クリック 縦画像...with 床<1m以上は土砂堆積してるかと
↓ポイントは3号墳
■Point_Link by GoogleMap
3号付近まで微かながら道はあります。
5号までは茶畑を通れば楽なのですが、やはり茶畑!
あまりに綺麗に手入れされてるので入るのは憚られますので
西側の脇道にて登った次第<入り口付近は墓地
尾根北端に神社があるらしく、そこまで(5号はその手前)は幾分マシです(^ ^ゞ
で、3号は入れますが出られません……降りたときにヤバいとは思った(笑)
極度の持ち送りなので足場がないのです(^ ^ゞ
仕方なく玄室中央に転がってた石を踏み台に拝借してなんとか凌ぐ(^^;
しかしこの北房一帯、ことごとく角礫岩なのですが
何処で採れるか知らないけど、石室以外でそんなに見かけることもなく……
こんな高所でも全ての石材を下から運んできてるんでしょうね。恐るべし!
ちなみにこの石灰岩系の石室って虫が嫌がるようでほとんど居ません。
その辺りの狙いもおそらくあったのでしょう(^o^)
分布図

A地点にもう1基あるはずだったのですが……降っていくと肝心なところで尾根が消滅orz

- 2010/10/12(火) 16:56:00|
- 岡山北部
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怖っ(^^;)<3号は入れますが出られません
勢いで入ったんだろうけど無事の生還何より、石がなかったらどうしたんだろ。
常備品のロープは、と言ってもこんな状態だとは思わないだろうし場所が場所だけに引き返してもう一度とも思わなかったんだろうな。
そうなんだ<石灰岩系の石室は虫がいない
何ででしょうね、表面に水分が付着して酸性を帯びるのかな。
角礫岩系は見たこと有るけど石灰岩そのものはあまり記憶がないような。
- 2010/10/15(金) 15:25:15 |
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- 平家蟹 #-
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h=180(正味160)程度ですからそれほど深くも感じず、まぁなんとかなるだろうと(笑)
先陣の白骨もありませんでしたし<を~ぃっ!
「あらら、無理だわ」……いつもながら出られないときは笑うしかない(^^;
※次回からは開口部の下に踏み台ありますから~(^ ^ゞ
化け学には疎いのですが、石灰岩の成分=炭酸カルシウムってけっこうな毒だそうです。
アリ除けにチョークで線を引いたりしませんでした?(硝酸のチョークは効果無し)
そいえば先日の宮崎でも炭酸カルシウム撒いていたような・・・
角礫岩も小石を繋いでるのは石灰岩の溶けたモノだそうです。
そちらのカルスト地帯には古墳あまり無いみたいですねorz
- 2010/10/16(土) 04:47:16 |
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- かまどねこ #YZygDJcY
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